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  1. 柔道整復師向け
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柔道整復師は重要:非常に的を射ているブログなので引用してみた①

お弟子さんのブログを拝見していたら「へぇ~こんなの書いているのあるんだ」と言うのを拝見しましたので、ちょっと紹介してみます。

ちなみに、既にお弟子さんが作成していますが、私なりに斬ってみたいと思います。

大元のブログ

文面を全部引用してみます。
『毒男のストレスが溜まる損害サービスという仕事』より引用
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仕事のことを少し。僕の仕事はクレームアジャスターと呼ばれる損害保険会社の支払い査定業務をしている。

最近では「査定」という言葉を対外的に使わないようになっていて、損害サービスと呼ばれるようになっている。
損害保険の損害サービスは大きく分けると二つ。契約者に保険金支払いをするものと、相手側に保険金支払いをするものだ。
前者は例えば傷害保険や医療保険、後者は自動車保険などの賠償保険だ。僕の専門は後者、The査定業務を言われる自動車事故の示談代行が主な仕事だ。
お年寄りには保険屋さんなんて呼ばれる。

この自動車事故の示談代行はかなりストレスが溜まる。そして簡単ではない。
軽微物損事故から死亡事故まで一通り対応しているが、なんでこんな知らない人が起こした事故の知らない被害者に怒られなければいけないんだろうぁ・・・なんと毎日思っている。
しかし、慣れは怖い

今では被害者が亡くなろうが、大けがして入院しようが、あまり何も思わなくなってしまった。
「ええ、そうですよね、ええ、ええ、大変ですよね、ええ、ええ、、そうですよね。うんうん、んー、あー、はー、ええ、、ええ。はい、ええ、お大事にしてくださいね。」なんて具合に合わせている。
実際に病院にお見舞いに行って目の前で痛そうにしている人がいれば、その場では本当にかわいそうに思うが、病院を出て会社に戻る際にはそんなこともう忘れている。
そんなことより、備金(将来的に支払わなければいけない金額を予め見積もって用意する金額)いくらにしようかなぁ、、、なんて考えている。うーん、仕事人間。

そしてこの仕事をしているといろいろなことに耐性が付く。例えば「弁護士、裁判、訴訟、訴える」こんな言葉だ。
こんな言葉を聞いたらびっくりして焦ってしまう人が多いだろうが、こんなことは日常茶飯事、逆に笑ってしまう

例えば被害者に「もう訴えてやる!」なんて言われることも多いが、それには「わかりました。訴状をお待ちしております。」とか「では弁護士先生からの受任通知をお待ちしております。」なんて返して終わりだ。

それから正直なところ、一般の被害者と直接話をするより、弁護士を通した方がはるかに示談交渉が楽になる。
一般の人は自動車事故にも民法にも道路交通法にも全くといっていいほど理解がないので、単なる被害者感情でものを話す。
「ぶつけられたんだ!」「事故してから首が痛いんだ」なんて具合だ。
「お互いに過失があります。」「ただの捻挫ですよね?3か月も病院に通う必要がありますか?」と返すのが仕事だが、当然余計に怒らせてしまう。
しかしこれが弁護士になると、「過失割合は・・・」「なんとか6か月くらいは・・・」なんて具合に進む。保険会社も結局いくら払えるか、弁護士はいくら払ってもらうか。
当然無駄な話は必要ない。

ちなみにここだけの話、交通事故で出てくる弁護士(損保の顧問弁護士を除く)は弁護士の中では仕事ができない方だ。
仕事ができる弁護士は企業案件、当然儲かる仕事をする。

そして仕事ができない、もしくは仕事がない弁護士は成功報酬型の過払い金が返ってくるような案件か、交通事故の案件を対応する。基本的に大きく儲けることはできない。
そんな裏側も分かってしまっているので、「先生、先生、ええ、勉強になります、ええ」なんて煽てながら適当に示談して終わる

弁護士は法律のプロだが、我々査定マンは保険と自賠責のプロだ。土俵がこちらなら負けることはない

それから被害者対応で日々溜まっていくストレスは柔道整復師をいじめて発散する
今巷で不正請求横行で話題の接骨院・整骨院は自賠責保険を食い物にしている。
おそらく自賠責保険がなくなれば半分以上の整骨院がつぶれるだろう。
それほど儲かる。

そしてぬるい。しかし我々損保が間に入る限り、そんなおいしい思いはさせない。

そもそも柔道整復師はだいたい
「患者がまだ痛いっていうから施術してるんですが?なにか?」なんて偉そうに言ってくる。
決まってお返しして差し上げる。

「ええっと、先生、それはすれですばらしいと思うんですが、それって今回の事故とどう関係があるんですか?患者の愁訴なら患者にご請求いただければいいんじゃないでしょうか?」
だいたい黙ってしまう。

中には何を勘違いしたのか、
「事故で頸椎捻挫で触診したらまだ腫れが」なんて言ってくるやつもいる。

「え?柔道整復師の先生ですよね?医師免許もお持ちなんですか?診断されたんですよね?」なんて具合にいじめてやる。

相手が弁護士でも同じだが、結局支払う方が強い。
少し賢い柔整師は「なんとかあと1か月くらいは・・、お願いします。」なんて翻してくるので、「よしよし、仕方ない。支払ってやろうじゃないか。」と満足して終わる。

こんな毎日です。
っていうかガッキーかわい過ぎ。

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と言う事でした。

昔から申しあげていたことを、出してくれました(笑)

まず柔道整復師の方々はどのように思われたでしょうか?
中には、感情が荒くなった方も、いらっしやるかも知れません。

しっかし、非常に面白いですね~
・・・なにが?かとというと、私が直接・間接的に紹介していた保険会社のホンネを、ワザワザ向こうから書いて下さってくれています。
有り難い限りです。

文章の構成や、文脈を拝見していると、それなりの学歴を感じます。
多分、それなりに小説なども目を通しているのでしょう。
纏まっているし、読みやすい口語調になっています。

人物的には、大学院卒の損保の損害課の様ですね。

ただ、諸々の分析の前に思う事を、好き放題述べさせて頂きますと・・・匿名だからストレス発散の為に書いているようですが、下品ですねぇ。
真実ではありますが、もっと上品に書いていたら「告発的」になったかも知れません。

ある意味、コンプライアンスでガンジガラメの立場でしょうから、告発にするよりも、自己防衛としては正解かも知れませんけどね・・・。
(お前が言うな!っていわれるかも知れませんけど)

と言う事で・・・次回は、このブログから見えてくるモノを、解説したいと思います。

あ・・・とりあえず、拡散後に消されても困るので、魚拓はとっておきました(笑)

※勉強会は、長時間になります。
是非、普段着でどうぞ。スーツ着用は勧めません(笑)

※「特別カリキュラム:医師診断を否定した自賠責保険の判断への分析と対策」はアドバンスコースで行います。

※ベーシックコース終了後の19時から「ashibraⓇ体験会」を行います。
ご希望の方のみ、時間の許す限りashibraⓇを、体験されてみて下さい。
『S03』と『AIR』を持参します。

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『医療従事者のための交通事故勉強会2019:柔整師向け』

横浜ファースト:令和元年6月23日(日)
9:15~11:55
横浜ベーシック:令和元年6月23日(日)
13:00~19:00

横浜アドバンス:令和元年7月7日(日)
9:30~16:45

※すでに受付開始

<場所>
アットビジネスセンター横浜西口駅前 602号室
神奈川県横浜市西区北幸1丁目8−4

<定員>
各会場:30名
(各最少催行人数15名)

<申し込み方法>
https://www.primecare.co.jp/workshop/
①弊社HP、もしくはFBページメッセにて案内PDFを取得下さい。
②FAXもしくは、申し込みデータをメール送信
③承り後、弊社から受付案内を致します(メールもしくはFAX)
④料金は会場にて現金にてお支払い下さい(領収書発行致します)

<メール受付の場合>
HP問い合わせフォームより
①氏名
②所属院
③連絡先番号もしくはアドレス
④取得資格
⑤希望コース
⑥同行有りの場合の同行者氏名
⑦ベーシック終了後の二次会参加希望の有無
をご教示下さい。

<料金>(すべて税込)
ベーシック・アドバンス新規(それぞれ)@22,000円
ファーストのみ一律:@10,000円
同コースの再受講:@10,000円

再受講者との同行またはペア割:@ー4,000円
(お一人当たり、ベーシック・アドバンスにそれぞれ適用)

※交通事故事案を同業者へのビジネス化されている場合は、別途加算料金を申し受ける場合がありますので、ご了承下さい。

<会場限定:書籍特別販売>
「医療従事者の為の交通事故取扱説明書:接骨院編」
@9,000円→特別価格@8,000円(ともに税込み:一人1冊限り)

<ご注意>
・撮影・録音・資料の二次使用は固くお断りします(発覚時損害賠償請求します)
・・初参加の方の「PCによるノートどり」は、内容リークの懸念もある事から、ご遠慮頂いています。
・既に交通事故で商用活動(手法展開・セミナー等)されている方のファーストコース以外の申し込みは、理由回答によって参加をご遠慮頂く事もございます。
※管理人は「二次加害者」への幇助を一切行いたくないという信念がありますので、ご理解下さい。
勉強会でお会いしましょう

 

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プライムケア 杉本

株式会社プライムケア代表取締役
<国家資格> ・柔道整復師 ・ファイナンシャルプランナー2級技能士 <各資格> ・生命保険・損害保険募集人 ・EK療法士 ・ashibraⓇ認定アドバイザー

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