皆様、本年も宜しくお願いします。
昨年は、大型の自賠責保険関係の逮捕もあったし、SNSを見ても柔道整復師への根拠・無根拠を含めた風当たりは強かったし・・・で、明るい2019年とは言えなかったとは思います。
SNSだけが時代を反映することが一番正しいわけでもないのですが、非の無いところになんとやら・・・
どこかで世間の感情を高ぶらせる事があったのは事実なのは、受け入れませんとね。
その上で、正しい反論すれば良いんです。
例えば東京新聞の記事で、療養費の不正に関する事も、お弟子さんはキチンと冷静に分析してくれています。
昨年のテーマは?
「医療をしようぜ」でした。
私が取得した国家免状は「柔道整復師免許証」であって、医療界の端っこにいるかも知れないですが、洋の東西は別としても「医療」をするための勉強をしたつもりです。
交通事故における、医療従事者が抱えるトラブルの多くは、根幹となる制度・法律の実熟知が引き金になっているケースが散見されます。
これは医科も同じ事。
しかしながら、医科と違うのが、「医療」としての証明の未成熟さです。
・施術証明書に記載すべき内容を知っていますか?
・交通事故外傷の多くは、べつに「むちうち」だけとは限らないのをも知っていますか?
・自賠責損害調査事務所が重要視する、医療従事者がすべき検査法を知っていますか?
それらもありますが・・・そもそも論として、医科からみても遜色ないような「医療」として交通事故を捉えてますか?
ということです。
どうして医科と足並み揃えなくてはならないか?
それは勉強会でもお話ししていますが、裁判所の採用する「医証」としての洋の東西は「西洋医療」だからです。
こればかりは、西洋が得意であって東洋が不得意なポイントがあるので、仕方が無いのです。
それと、単に高単価の客が来た!ってだけの対応じゃないですよね?交通事故は
ヘタすれば、療養費よりもシビアであり、患者さんの人生を狂わせる事もあるのが交通事故。
じゃ、やらないですか?
でも来たら受け入れますよね?受け入れざるを得ないときもある。
その時になって「どうやってやるんだろ?」じゃ遅いですしね
なので、通して「医療しましょうね」が昨年のテーマだったので、新コースの「ElitePlus」を作る事で、医療従事者としての向上を図りました。
また、どんどんアップデートしますが、ElitePlus受講者からの感想は、上々なのを頂いています。
今年のテーマは
「柔道整復師にしか出来ない存在意義を全うする」です。
医科に出来て柔整師に出来ない事
の他にも
柔整師に出来て医科に出来ないこと
もあります。
私は柔道整復師に、交通事故被害者を扱うな!など一言も言っていません。
「あんな奴らに交通事故患者を扱わせる必要な無い」と、究極のdisりをしている所もあります。
そうは思いません・・・ですが、言わんとする事は分かります。
ただ、医療をしていないところには、交通事故患者を扱う資格は無いと思います、これはマジで。
ですが、交通事故被害者から見て「医療が医療の存在意義を全うとしてないケース」は、医科でもあります。
それは私も見てきています。
そこを批判する前に・・・まずは柔整師から襟を正し最低限の水準を上げましょうね・・・として、勉強会を始めました。
おかしな所は認識して正す。
同時に柔道整復師において出来る事、出来ない事を判別して、出来る事を伸ばすために・・・
医療としてすべきことを知っておく!
昨年からの続きとしてにもなりますが、繋げていきましょう!
「問題点と言うが・・・何が問題点か?」と、分からない方へ
①「交通事故=ジバイ」だと思っている
②転帰欄の箇所それぞれの区別を説明出来ない
③交通事故外傷において、医学的検査法が分からない
④自賠責は自由診療だから高単価が当たり前と思っている
⑤健康保険は使えるのは知っているがよく知らない
⑥施術証明書に「挙上痛」「動作痛」「違和感」という、最悪な表現ワードTOP3を平気で入れている
⑦請求から入金まで、平均で1ヶ月以上掛かっている
⑧医接連携しないと賠償立証として成り立たないという高裁判例があることを知らない
⑨「もしも問題があれば、患者は自らクレームなりなんなりしてくる。無いからウチには問題が無い」と本気で思っている
⑩柔道整復師が、患者を救済出来ると思っている
⑪弁護士に任せれば大丈夫と思っている
⑫「被害者請求」の問題点を知らないで、実施すればそれで解決と思っている
⑬HPなどの案内に「交通事故は自賠責保険が使えるので、治療費は0円です」という適当を平気で掲載している
⑭柔道整復師が自賠責保険を請求出来るのは、正当な権利だと思っている
⑮「カネ・集患のこと」「どこでもやっている自賠責保険制度」以外の交通事故に関する研修を受けたことが無い
『だったらヤバいぜ15箇条』を列挙してみました。
これらが、2つ以上あれば要注意です。
患者さんのためにするべき事は
・交通事故は扱わない
・交通事故患者が来ても冷たく断る
もしくは
・正しく交通事故を知って、これまで以上に役に立てる医療従事者を目指す
だと思います。
要は「知らないことを知らない」というのが一番厄介なのですね
今年は出来るだけ・・・
多くの勉強会をします。
弊社主催の「スタンダード3コース」や「ElitePlus」も、何回かを予定済みです。
私は、医療界からdisられるばっかりの現状は辟易としています。
交通事故に関しては、襟を正して環境を変えねば、地位改善なんて夢のまた夢。
公的保険に群がる輩みたいな印象は、払拭すべきような文化と知識のアップデートを提案してゆきます。
また、本当にこれまでブレずに皆さんに真実を出してきた甲斐もあり、真摯で真面目な方々からのコラボや依頼を頂いています。
ベーシックコースもオープンスタンスになりましたので、柔道整復師以外の方でも参加しやすくしました。
2020年も宜しくお願いします。
『医療従事者のための交通事故勉強会:2020年予定』
<外部主宰>
・アイワ接骨医会
1月19日(日):交通事故丸わかりコラボセミナー
https://www.aiwairyo.com/seminar/20200119.html
※席残りわずか
・セブンビューティーアカデミー
2月2日(日):『医療従事者のための交通事故勉強会:特別編』
https://www.7beauty-academy.com/products/view/10418
・某団体企画「WEBサミット」登壇予定 ※詳細決定後 順次発表
<弊社主催> https://primecare.co.jp/workshop-info/
2月9日(日):東京ファースト・ベーシック
ファースト→9:15~11:50
ベーシック→13:00~19:00
3月1日(日):東京アドバンス 9:30~17:00
3月15日(日):大阪ファースト・ベーシック
ファースト→9:15~11:50
ベーシック→13:00~19:00
3月29日(日):大阪アドバンス 9:30~17:00
4月19日(日):ElitePlus福岡 9:30~17:00
5月31日(日):ElitePlus東京 9:30~17:00
※会場決定次第 詳細発表します
https://primecare.co.jp/workshop-info/eliteplus/
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