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重要:「目安料金の逓減撤廃のデマ」について最も正しく回答します

実はこの記事は、有料記事である「note」に9月に投稿した内容と一部抵触しますので、表ブログに出すことを躊躇しましたが・・・
業界内に蔓延る、無責任なデマに踊らされることは、最終的に患者さんに迷惑の掛かる行為に繫がるのと、これをきちんと公開して説明出来る人材が、他で情報をアップすることを予想することは困難な事から、記事といたします。

既受講の方から、ある質問が来て唖然としました

以下、原文のまま掲載します。

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知り合いの柔道整復師の方から自賠責について質問があり、私も分かり兼ねる内容だったため、杉本先生に教えていただきたく連絡させていただきました。

9月に多部位・長期での逓減がなくなったということですが、1か所の保険会社だけが(東京海上)が
それはどこからの情報か?ということで受け入れてもらえていないそうです。
そのような場合の攻略法はありますでしょうか?

(お恥ずかしい話、私は9月から逓減がなくなったということを知りませんでした)

お忙しい中、申し訳ございませんがお時間ありましたら教えて頂けると幸いでございます。
何卒宜しくお願い致します。
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本来であれば、今後はコンサルティングが有料化しますので、対応は致しかねるのですが、別件での患者さんのご紹介を含めてお世話になっており、回答させて頂きました。

そもそも論で言えば、勉強会に受講されない方の知識不足の補填など、そこまで人間が出来ていないのですが・・・この様にブログネタにさせて頂きますので、それを引き合いと言う事で。

単刀直入に言えば

誰だよ?!そんなデマ流しているのは!

なんの根拠も無いのですが、まぁ今年の9月の改定文面は、確かに分からないでも無い文言の変更がありました。
ですが、その表記はこれまでの事を、勝手に解釈しているケースが多いので、ちゃんと説明する・・・というスタンスだと推測しています。

まずは、以前の目安料金表を確認してみる

ちょっと見づらいかなぁ・・・
『打撲・捻挫にかかる後療法については、2部位以内で初検から3ヶ月以内に限り、労災基準の2倍を上限の目安とする』とあります。

 

この上で、9月以降の文面をご覧ください。


『逓減では無く、労災料金の1.2倍に戻ります』とあります。

分かりますか?
最後の説明分の文言が、これまでと違って、「勘違いをしないでね」的な文章に変更されています。
でも、これ見て「逓減撤廃」って・・・

「勘違い」「思い込み」も甚だしいような思考状態が起きてしまっています。
その上で、新しい目安料金表を見た際に、勘違いが起きるのです。
自己都合的に・・・

そもそも「目安料金」ってなんだ?

元は、日本医師会と損保との方で、料金協定を行う際に、不必要な折衝が起きないようにするために「目安」を決めました。
しかしながら、公的保険の枠組みの中に、「自賠責料金」として作成する事は様々な問題を起こします。
その1つが独占禁止法。

それを回避するために制定したのが「手挙げ方式の日医基準」というものであり、医師の場合は
・技術料:労災1.2倍
・材料費:労災基準と同様
としたもの。

柔道整復師の「目安施術料金」は、この日医基準に準えて、柔道整復師の施術実態に合わせて制定したものと理解しています。

じゃあ、逓減って行われていたのか?

いいえ。
そもそもが、後療法の部分を最初の3ヶ月だけ特別に加算していただけ
それを、3ヶ月たったら「元に戻す」というだけ。

この目安料金を
「自由診療なのに、なんで保険会社のいう事を聞かなきゃならんのだ!」
などと「ジバイ病まっしぐら」「先生業という名の不幸全開」という、私から見て「アンタ、どんだけ偉いの?」というような勘違い状態の精神状態というフィルターで見ると、
減らされた!!
と勘違いしてしまうのかも知れません。

優遇していたのを、本来に戻すのに、感情を高ぶらせる理由は無いはずなんですが・・・

トリセツならびに勉強会での説明では

「目安料金」ではなく、それ以外の純粋な自由診療の際に「逓減提示をされた場合」として、考え方を解答しています。

自分の立場を高く維持したい希望をお持ちなら、高額単価を長期間維持したいのは欲なので理解出来ないこともないですが・・・
そもそもが、資本主義社会の民事交通事故損害賠償なので、そうは道理が通らないし、それらは最終的に面前の患者さんに負担が掛かります

「患者さんに負担が掛かる」というのが理解出来ないというのは、勉強会に参加されるべきか否かの、ある種の目安でもあります。
交通事故を知ると、これまで蔓延した医療従事者都合の理論だけでは、破綻してしまうことが容易に理解出来るようになります。

まとめ

・改訂による逓減撤廃なんかは無い
・そもそも、、前から3ヶ月以降は「元に戻されていた」のであって、逓減では無い

・東京海上日動は正しい

・勇気を持って、私に質問してきた先生も正しい


・なので、勝手に勘違いしていることを押し通す攻略方法なんか知らないし、知ろうとも思わないし、練ろうとも思わないから・・・「そんなの無い!!」となる


・他の保険会社の思考パターンとしては「なに言ってんだ?この柔整師。とりあえず話が通じないし、説明しても理解しないだろうから、とりあえずハイハイってしておくか」と
なっている可能性大。
当然、電話を切ったら損害課のスタッフ同士で笑い話のネタにされてしまっているのはデフォであろう・・・

 

最後に・・・本当にお願いだから!恥ずかしいから!!こういうのはもうやめて!!!

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プライムケア 杉本

株式会社プライムケア代表取締役
<国家資格> ・柔道整復師 ・ファイナンシャルプランナー2級技能士 <各資格> ・生命保険・損害保険募集人 ・EK療法士 ・ashibraⓇ認定アドバイザー

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