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交通事故勉強会をする意義

 

昨日は、12月の勉強会は東京で開催するにもかかわらず、岐阜県からの参加申し込みを頂きました。
毎回そうですが、時間と経費をかけて知識を習得して下さる方が少なくなく、その分気合いが入ります。

フィー以外にも、数万円の費用がかかる訳です。
そんな条件でも参加して下さるので、2,3時間で終わる「結局はカネ」という低空バイアスの掛かったようなレベルの勉強会は、とてもじゃないですができません(笑)

<意義の始めとして>

本格的に勉強会を始めて5年を過ぎました。
SNSではミクシイなどの、スポット的な知識の提供も含めれば、10年近くになります。

この10年では、医療界が扱う交通事故事案の環境は大きく変わったと思いますが、交通事故受傷者である患者への知識レベルは大きく変化しているようには思えません。
私の力不足もあるとは思いますが、これには様々なバイアスが掛かっているのもあると分析しています。
それは、コメディカルもそうですが、医師も含めた医療界全体になります。

知らず知らずの影響というのは、思い込みになっている・・・もしくは洗脳に近いので、厄介です。
盲目的に「交通事故というのはこういうモノ」としたクセでの患者・保険会社・その他関係者への対応が、ルーティンのごとくくり返されます。
そのループに入っている際は、バイアス祭り状態なので、自己改善は厳しくなります。

そもそもの基礎知識が乏しいから、尚更です。

<ここで出したい「溺れる赤ん坊のメタファー」>


「37.5℃の涙」のモデルとされ、病児保育を展開している、NPO法人フローレンスの駒崎弘樹氏の著書『「社会を変える」を仕事にする』英治出版:において、この説明があります。
(今回の画像含めた引用については、駒崎弘樹さんご本人から承諾済みです)

以下、おときた都議とのトークライブでの記録から、引用させて頂きます。
——————————————————————

駒崎:「溺れる赤ん坊のメタファー」という寓話があります。

まず、旅人が歩いていると川に突き当たります。するとそこには溺れている赤ん坊がいる。旅人はビックリして、服を脱いで飛び込んで、その赤ん坊を助ける。
で、岸に連れていって、ひと安心してふと川を見ると、また赤ん坊が溺れている。旅人は「これは大変だ」と言って、また助けに飛び込む。
旅人はそれを繰り返すのですが、その旅人には上流で赤ん坊を川に投げ捨て続けている男の姿が見えていないんですね。

これが何を表しているのか。

まず、目の前で困っている人を助けるというのは非常に大事です。
しかし一方で、その困っている人を生み出す構造が存在している。
それに気づかないままだと、本当に問題を解決したことにはならない、ということですね。

構造というのは、例えば社会保障の法律だったり、あるいは不十分な財源であったりする。困っている人をなくしたいんだったら、その構造も変えていかなきゃいけないんですよね。

おときた:目の前の赤ん坊を助けながらも、上流で赤ん坊を投げ捨てている男を何とかしなきゃいけない。

駒崎:この両方ができないと、「世の中を変える」というのはなかなか難しいでしょうね。
僕が事業をやりながら草の根的にロビイングもやっているのは、上流で赤ん坊を投げ捨てている男を何とかするためです。
事業は溺れる赤ん坊のため、そしてロビイングは上流の男を止めるためですね。

望月:最近はどちらの比率が大きいですか?

駒崎:上流が増えています。当初は事業家としてスタートしましたが、途中からやっぱり構造を変えなきゃと思うようになって。

司会者:なるほど。こうして整理してみると、おときたさんはルールを変える立場から問題解決に向き合い、駒崎さんは現場で直接問題解決に取り組みつつ、構造そのものにも働きかけているという印象です。
このあたりは、やはり人によってアプローチが違いそうですね。

「社会を変える」きっかけは何だっていい
————————————————————————

非常に分かりやすく、私の方向性と類似していましたので、引用させて頂きました。

<実は交通事故対策は上流を一切見ていないという現実>

医療界が行っている、もしくは有している知識は「上流の男」には向いていないと言うのが、私の印象でした。
これは保険屋さんという立場ながらに交通事故受傷し、現実を突きつけられてショックを受けた私が、その後に交通事故の世界に足を踏み入れたときから、感じ得たことです。

こと柔整師においては、旧態依然の邪な交通事故の捉え方での経験から得られた、根拠無き知識が受け継がれています。
これは医師も条件は大きく変わっておらず、柔整師ほど邪ではないにしろ
「上流に目が向いていると言い難い様なマニュアル本程度」
しか見当たらないのが現実です。

損害賠償でありますので、弁護士の存在は無視できないのですが・・・
彼らの立場から考えれば、上流で問題解決されると、食い扶持が無くなってしまうと言う、逆の問題も発生してしまいます。
つまり、上流での問題が解決されることを定義されるのが一番困るのです。

そして・・・保険会社は、その狭間にいます。

<上流対策をしないと困るのは>


一番は被害者である患者さんです。
次に医療従事者。
ぐぐっと下がって、保険会社。

保険会社は、ジレンマとの戦いになるでしょう。
中長期的には、多くの紛争を回避出来ますが、その分「払いたくない」というニーズは満たせづらくなる。
短期的にも、営利企業としては「正しいこと」が増える事は予算を逼迫しますから。

短中長に渡って効果が出るのは、医療従事者になります。
なによりも、治療・医療行為に集中出来ます。

なぜなら、今の知識は「木を見て森を見ていない」レベルに近く、対策を下手に打てば、その分のしわ寄せは「患者さんが尻ぬぐい」する事になり、その実態を、私も散々見てきたからです。

<上流対策の行く末は>

私の勉強会に来られて、実践して、結果を出している医療従事者の方は「知識をつけると、ここまで変わるのか!?」と驚いて頂く事が多い。
何故なら、私のカリキュラムは5年前から・・・いや、知識提供しだした10年前から、スタンスは上流を見据えているからです。

交通事故を表裏見てくると、何が流れをおかしくしているか?が見えて来ます。
多くが「やっても無駄」としてアンタチャブル扱いにしてきた事を、私が「少しでもいいから変える」と、駒崎さんのように動いただけ。
そしてその結果は、働き方改革を言われて、除外では無い医療界においても、作業負荷が減るはず。

だって、医療従事者全般が「識らないこと」を原因とした上流の弊害を自ら作っている
その事を整理して、識って、構えて、対応・・・柔整師のみならず、私の考え方とスキームを採用して頂いた一部のドクターの負担は実際に減っています。

しかしながら、既に医師向け交通事故マニュアルは存在しており、私も目を通していますが・・・上流に目が向いているように思えません。
バイアスも掛かっている内容でしたし、事実「あの本のお陰で助かった」というレビューがあるならば、それはどこに向けられているのか・・?が、消化出来ないのです。

<同時に得られるモノ>

多くの関わる人間のホンネが見えて来ます。
私は特に保険会社のホンネの部分を包み隠さずに出し、実態との整合性を説明しています。

それは同時に、同業へ無責任に低レベル知識を植え付け多額のフィーを払わせながら、実際には対して役に立たないセミナーを精査する目を養えます。

「いやぁ・・・今まで他で無駄なカネを払ってきました(笑)」これは、勉強会後の酒宴でよくある話。

事実、ニーズが減ったのもあるかも知れないですが、一気に減りましたよね・・・交通事故セミナ-(笑)

いい加減なセミナーは淘汰されればいいと思っています。
だって、私よりもいい加減なレベルでやっていて120万円とかの話も聞きました。
(再受講でも80万円ですと)

何の根拠か知りませんし、どうも中間業者へのフィーもバカ高みたいですが・・・結局それで患者さんを犠牲にするような事態に陥っても、なんも前後対策出来ないんじゃ「役に立つ」というスタンスからは、乖離するわけです。

一生懸命、仕事して稼いだお金が、そういった人間へ渡るのってオカシイと思うんです。
だからこそ、私が本質に外れない勉強会する事で、ゲスが淘汰されるのであれば
それはそれで使命として喜ばしい事です。

今回の12月の東京勉強会も、北海道や岐阜など遠方参加申し込みを頂いています。
そんな方々に、茶番で帰すなんて・・・普通の社会人の常識・感覚あれば出来ないと思うんですよね。

だから、参加される方には、一定のリスペクトもってカリキュラムを作っております。

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弊社HPはこちら
https://www.primecare.co.jp

勉強会などの最新情報はこちら
https://www.primecare.co.jp/workshop.php

『医療従事者のための交通事故取扱説明書』はこちら
http://www.wait-doctors.com/

有料記事はこちら
https://note.mu/primecare_sugi/m/m7fbbcf36cff0

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プライムケア 杉本

株式会社プライムケア代表取締役
<国家資格> ・柔道整復師 ・ファイナンシャルプランナー2級技能士 <各資格> ・生命保険・損害保険募集人 ・EK療法士 ・ashibraⓇ認定アドバイザー

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