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蕎麦屋でラーメンを出すリスク

お蕎麦もラーメンも、いわゆる麺類は人気のある料理であることには間違いありません。

ただどちらも、本格的に作ろうとするならば、家庭ではなかなか再現がしづらいことから、外食産業として成立するジャンルの一つです。

今回は、接骨院業務における交通事故、表題になぞらえて、解説してみたいと思います。

たまにあるよね、蕎麦屋でラーメン

住宅街にあるお蕎麦屋さんにおいて、メニューの幅を広げるためもあるとは思うのですが、ラーメンがラインナップされているお店もあったりします。ただなぜか、ラーメン屋でそばを扱っているのを見たことがありません(笑)

また、これは製造過程の問題もあるとは思うのですが「十割そば」の蕎麦屋も、ラーメン併用は、見た記憶が私はありません。
二八なら、小麦使うからあるのかしら・・・
(どこかにあるのかもしれませんけれども、今回は私の主観でありますのであしからずw)

そして、その併用店舗において「両方ともめちゃくちゃ美味しい」というお店も、ほぼほぼ聞いたことがないです。
自分はね。

とりあえず無難に何でもある・・・その程度の評価になるのではないでしょうか?

そして「砂場」「更科」「藪」という「江戸蕎麦御三家」などでラーメンなどは・・・
これは例えるのも失礼過ぎましたね。

同じ麺なのに、なぜ全ての蕎麦屋でラーメンは使わないのか?

お客として行ったお店ではさすがに聞けないですが、幸いにも友人が都内で美味しい蕎麦屋を継いでいるので、世間話的に聞いたことがあります。

まずバックボーンですが
・都内では城北エリアで名が通っている蕎麦屋の暖簾分けの屋号を持っています
・今の店になって、友人は2代目を継いでいます
・そばつゆは、店主しか知らないルール。大女将・女将さんも知りません。教えてもらえない
・全てを手打ちにするのは、効率的にほぼ不可能なので、麺打ち機を使うが、そば粉だけでも3種類ブレンドして吟味しています。
・調湿機能のある部屋でそば打ち粉を保管します
・カツ丼・カレー類などはあります

そんなこだわったお店に、友人だからこそ聞けてしまった「ラーメンはやらないの?」

理由のある「やらないよ」
最大の理由は「そばだけで手いっぱい」
これは時間や手間もありますが、 それと同時に発生するハード面の問題です。
厨房の広さも限られている。そこにラーメンが入ったら・・・
何よりも、そばとラーメン同じ釜では茹でられない
・・・双方がおかしくなりますからね。

ハード面でもおかしくなるし、ソフト面でもおかしくなる

「だってうちは蕎麦屋だもん。他は知らないけど、うまい蕎麦を作ろうとしたら俺にはラーメン無理(笑)」

医療従事者が交通事故を扱うことは、ラーメンをメニューに入れることではありません

こういう話を出すと
「どうせ杉本は、交通事故を扱うことはラーメンみたいでお門違いって言うんだろ」
と非難されることもありますが、本質はそこではないのです。

確かに、本業のお蕎麦をないがしろにして、ラーメンに手を出すことにより、どっちつかずの飲食店に成り下がってしまうリスクはあります
正確に私が言いたいことは、交通事故を扱うことを
「適当な蕎麦屋のラーメンにしないで欲しい」
ということです。

以前に言われたのは
「患者さんは、交通事故の治療を接骨院でできると知らない人もいる。それを伝えることにより、社会貢献にもなる」という理論でした。
ただこれだけのスタンスであるならば、この時点で交通事故事案は蕎麦屋のラーメン程度です。

5、6年前が全盛だった
「療養費が厳しくなりますから自由診療の自賠責を増やしましょうキャンペーン」
みたいな傾向は、寂れ始めた蕎麦屋がラーメンに手を出す構図に似ています
とりあえずメニューを増やせばお客は増えるだろう・・・といったレベルです。

ただ 、ラーメンに命をかける職人がいるように、適当に手を出したレベルであるならば、レベルに応じたラーメンにしかなりません。

私は交通事故を扱う場合、療養費や労災保険の延長で、特殊な思考パターンが必要な自賠責保険を始めとする損害賠償を考えると、間違いなく足元をすくわれることを知っています。

いわゆるジバイ案件において、折衝トラブルが起こるのも、交通事故の独特の考え方が出来上がってないために、こじらしているケースは散見されています。

まさに、売上をあげたくて蕎麦屋がラーメンを適当に始めて、むしろどっちつかずになり、元々のそばのファンだったお客までも離れていってしまった・・・という例えにつながるのです。

それはやめたほうがいい。。

交通事故を扱うことは、ラーメンじゃなくて・・・

この場合の蕎麦屋に適切なのは、メニュー増やしてラーメン扱うじゃなくて、
蕎麦と出汁の取り方を最大限活用した「カレーそば」を名物にすることなんです。

本職であるお蕎麦のノウハウを「施術」だとするならば、カレーそばをメニューに増やして名物にするには、特別な考えとレシピが必要になります。
でも、蕎麦屋自体が厨房機器を入れ替えたり、根本的な蕎麦のノウハウを変える必要はないのです。

スパイス揃えて、出汁とのバランスを考えて、蕎麦の茹で方や調理方法を模索して・・・美味しいカレーそばって出来ますよね?
独特のオペレーションはするけれども、蕎麦屋の本質からは離れていない。

医療従事者が交通事故を扱うってことは、そういうことです。

ただし、茹でた蕎麦にレトルトカレーをぶっかければ 「カレーそば」じゃないですからね!!

これまで業界に多かった交通事故を語る方々を・・・

私が納得いかないのが
・メニューを増やしてラーメン作れ
・カレーそば?そんなの適当なカレーと出汁と混ぜてでいいじゃん
・とりあえず今の3倍の蕎麦が出る、それで収益上がるじゃん
程度のコンサルとかセミナーしかしてないから腹が立つんですよ

まとめ

・御三家の蕎麦屋みたく、 そば極めてもいいけど、あそこにも「カレー南蛮」あったりするw

・ 本質を変えるのではなくて、進化させたものでしょ「カレーそば」

・大まかな「一般的に選ばれるカレー蕎麦ってこういうもん」というのと、
「蕎麦に合うスパイスはこれがいいよ」みたいなことを、僕の勉強会ではやっています。

おまけ

家内の実家は長野県の松本ですが、基本的に観光客向けの蕎麦屋では僕食べません。
地元民が愛するめっちゃうまいお店に行きます。

実は・・・そばとラーメン両方極めようとした店があるんですよ・・・
でも、地元の方はそれなりに評価してるけど、僕には蕎麦はうまいけどラーメンイマイチだったな・・・(爆

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プライムケア 杉本

株式会社プライムケア代表取締役
<国家資格> ・柔道整復師 ・ファイナンシャルプランナー2級技能士 <各資格> ・生命保険・損害保険募集人 ・EK療法士 ・ashibraⓇ認定アドバイザー

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